ドラえもんが作る失業率50％時代の衝撃

こんにちは。佐々川です。

子供の頃、ドラえもんの世界では大きな憧れで、目をキラキラさせ夢中になっていました。
ドラえもんの声優さんは”水田わさび”さんではなく、”大山のぶ代”さんの時代です。

どんな時も見方になってくれて、困った時はお腹のポケットから便利な道具を次々に
出して問題を解決してくれる。

未来とはなんと素晴らしい世界なのだ。

ドラえもんの誕生日は2112年なので、まだ100年くらい未来の世界ですが、
2000年台に入り少しずつその足音は聞こえだしてきています。

デジダル、IT、インターネット、人口知能(AI)の足音です。

ブラウン管のアナログテレビが、薄型のデジタルテレビになり、
各家庭で普通にWindowsを搭載したパソコンが使われ、
パソコン、携帯、スマホ、タブレットがインターネットを介して全世界と繋がり、
そして人口知能がホテルの受付業務までこなせる時代になってきました。

人口知能の定義は現時点では明確には定まっていませんが、
人間の脳が行っている知的な作業を模倣し、
「人間の使う自然言語を理解する」
「経験から学習したりする」
「論理的な推論を行う」
という事ができるコンピュータプログラム、とする見方が一般的な解釈です。

この視点でいうと、ドラえもんは人口知能を搭載した人形ロボットと考えられ、
現在の研究者が目指している理想の姿の一つでもあります。

突然ですが、「シンギュラリティ」という言葉を聞いた事ありますか？

本屋でビジネス書関係のエリアで見かけたり、たま～にNHKの真面目そうな特番で
特集が組まれていたりします。

人工知能(AI)の能力が人間を追い越す日のことをシンギュラリティ(特異点)といい、
ある学者の予測では2045年頃になると言われています。

人間の知能　＜　人口知能
という世界が30年後の2045年頃に訪れるという事です。

これどういう事かわかりますか？

人口知能が人間より優秀になるという事は、人間が行っている多くの仕事は
コンピュータ、ロボットでも代替可能になる、という事です。

代替可能になるという事は、ロボットが人間のあらゆる仕事を行うようになり、
その結果人間の仕事はなくなってしまいます。

そうなれば多くの人は職を失ってしまいます。

現在20代以前の人は別ですが、そうでなければ
30年後だったらもう既に退職しているから問題ないよ～
とか考えていませんか。

あまい、あますぎです。

仮にですよ、あなたが退職されていたとしてもあなたの子供はどうですか。
あなたの孫はどうですか。
失業して困ったりしませんか。

それに、2045年急にコンピュータが進化するわけではなく、現在も凄い勢いで
研究開発が行われ日々進化しています。
現在進行形です。

これから人間の仕事はどんどん奪われていくのは間違いありません。

日本人を雇用するとなると毎月30万円必要だとした場合、同じ仕事を人口知能搭載の
ロボットを5万円でリースできる、となったら経営者なら誰でもロボットを選択しますよね。

「いや、オレは社員の生活と雇用をまもる」
という気概のある経営者がいたとしても、周りの国や会社が5万円の人口知能搭載ロボットを
採用し、競合商品やサービスを提供してしまったらコスト面であなたの会社は太刀打ち
できず淘汰されてしまう事でしょう。

また野村総合研究所（NRI）は、10～20年後に日本の労働人口の50％がAIや
ロボット等で代替可能という調査結果を公表しています。

20年以内に私達の仕事の半分をAIやロボットに取られますよ、という事です。

2112年にドラえもんが誕生するだいぶ前に簡易ドラえもんが誕生し僕らの仕事の
多くを奪ってしまうのです。

そうです、失業率50％という悪夢の時代の到来です。

僕の努めている会社でも2013年夏に社長のトップダウンの方針で人口知能の研究が
開始され、2015年に人口知能を搭載した製品を販売開始しました。

そして2016年には普通に生活していても新聞、テレビ、雑誌などの媒体で人口知能、
AIというワードを頻繁に遭遇するようになったのです。

だから、僕は世間に認知されだしたという意味で2016年を人口知能元年だと捉えています。

2017年はさらにこの流れは加速します。
これは時代の大きな流れなので、もはや逆らう事は誰にも出来ません。

これから必要なのはこの流れに逆らうのではなく、流れをうまく乗りこなす術を
身に着けるということ。
ドラえもんの登場を恐れるのではなく、うまく付き合っていくこと。

ただその為には僕らは大きく変化しないといけません。
成長してステージをあげないといけません。

しっかりと準備をしないと、簡単にやられてしまうのです。

人口知能は破壊力満点のリーサル・ウェポン、その影響をもろに受けて転落して
しまうのか、うまく付き合って自分の可能性を広げるのかは今後の僕ら次第
という事です。

もちろん僕は人口知能の発達を最大の好機と捉えています。
僕にしか出来ない価値を育てて、最大限に自分を成長させてくれるチャンスが
きているのですから。

楽しみです。

PS.
今回の記事は人口知能時代到来の事実を知ってもらう事が第一の目的。
なので、その時代との付き合い方には少ししか触れていません。
（されりとステージを上げると書いたけど、ステージを上げるって？）

あなたはこれからの時代どうすべきだと考えますか？

現在準備中のメルマガや、今後の記事では今後どうすべきか
という事についても詳しく記載していきます。

お楽しみに♪