ブラック企業で人生を消耗しているなら、転職も大いに検討すべき
東京の港区にあるブラック企業にて、日々規則正しくブラックな労働で消耗していた頃、何かのきっかけでふと我に返り自問自答する瞬間がありました。
「家族もいるし、給料は払ってくれている訳だからこのまま働き続けるか?」
→「この働き方は5年ともたない。途中で僕が倒れたりする方が家族が困ってしまう」
「学生の頃にやってた株でもう一度稼いで、専業トレーダーになってみる?」
→「終電帰り、土日も働いているような毎日では冷静な投資判断は出来ないだろうな」
「労働基準監督署の指導も入ったし、会社がブラック労働問題の改善をしてくれるかも?」
→「他力本願・・・そんなあての無い話に人生を託すわけにはいかないやろ」
日々消耗している現状を変える為に何かしないと、何か始めなければこれはヤバイ。
そんな悶々とした日々の中、yahooニュースで当時話題になっていたワタミの記事を読んでいると、ある関連記事に目が止まりました。
ブラック企業から転職して入った農業法人で大成功した方の紹介記事でした。
「おお、これちゃう?転職ええやん!」
ただの直感でしたが、”転職”という単語がとても魅力的に思えたのです。
転職なんて普通に考えつくだろ?何を大げさなと思われるかも知れませんが、月200時間を超える残業をしているような真のブラックな環境だと、まともな思考というものが働きにくくなるのです。
この感覚はちょっと説明しずらいのですが、2度寝をしている時に見るとてもリアルな夢の世界のような感覚に似ています。夢の続きみたいから起こさんといて~っていうアレね。
大きな機械を動かし続けるギアの一つ一つが自分の仕事に対して疑問を持たないように、どんなに過酷な仕事でもそれが日常になってしまうと疑問を持つ事が困難になるのです。
これは一種の洗脳だと思っています。
彼ら(この場合は会社の経営者、社長という意味ね)は社員を効率よく働かせる、管理する能力というのが非常に高い。まあ、だからこそ企業の社長にまでなれたのですが。
しかし、僕は気付いてしまったのです。転職に!
(文字にすると、何を偉そうに語ってんだこいつという雰囲気がありますが・・・)
目次
就活サイトの登録はしなかった僕が、転職サイトには複数登録
転職を意識するようになってからというもの、夢中で情報を収集するようになりました。そこで初めて転職サイトの存在を知ったのです。
大学院生の頃、僕も人並みに就職活動なるものを経験しました。ただ人と違う点が一つだけあって、僕は就活サイトには一つも登録しなかったのです。
就職や転職の情報を取りまとめているサイトを一切見たことがなく、リクルートが何をやっている会社かもよく知りませんでした。今にして思えば、就職活動をもっと真面目にやるべきだったと少し反省しています。
当時の僕は、
「学生の本分は勉学である!」
という頑固親父のような信念というか面倒くさい考えを持っていました。
そして就職活動そっちのけで、自分の専攻している分野だけでなく興味がある分野はなんでも勉強していましたし、そうするのが当たり前だと本気で思っていました。
良く就職できたなオレ・・
話を元に戻します。今は就職じゃなくて、転職なのです。転職するには転職先の会社が必要なのです!!
(『なのです』とか言っちゃってるけど、当たり前ですね)
転職先の企業を探すとなるとさすがにもう新卒でもないし、特別なコネが有るわけでもありません。
数ある企業の一つ一つをリサーチするのは非現実的なので、
・可能な限り沢山の転職サイトに登録する
・そこから送られてくるメールを中心に企業リサーチを行う
・気になった企業があれば面接など次のステップに進む
とういう方針を取ることにしました。
転職サイトの登録や利用は全て無料だったの非常にありがたかったです。
サイトに登録するアドレスは普段使用しているものだと管理が煩雑になるし、見落としがあるかも知れないので、Gメールで転職用のアドレスを取得して使用しました。
ここからは僕が登録した転職サイトや、転職サイトをリサーチする上で発見したお勧めの転職サイトをいくつか紹介します。
僕が実際に登録した転職サイト
僕はIT系の企業でSEやコンサルとして働いていますが、この業界は慢性的な人手不足。
なので企業もこういう転職サイトを活用して人材の確保をしようとしているのです。
コンサルトしての転職を目指すならこの転職サイト
コンサルティング業界への転職希望ならここのサイト、サービスが一番頼りになります。これまでに約10000名の転職志望者を支援。
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既卒、第二新卒、フリーターに特化している転職サイトもあるんです
世の中にはそんなに努力をしなくてもいつも上手く事が運ぶ要領のいい人もいれば、あえて困難な道を進み貧乏くじを引いてしまう要領の悪い人もいます。僕もどちらかといえば・・・というより間違いなく要領の悪いタイプの人間です。
要領の悪い人は別に能力が低い訳では決してないのだけど、新卒第一主義の日本の就職制度では上手く自分に合う職場を探せなかったりもするのです。そんな人達と企業を上手く結びつける事に特化した転職サイトをご紹介します。
最王手のリクルートが運営 面倒な書類専攻がなく面接でその人の人間性を評価
保育士・介護士の業界はブラック労働の温床
最近では良く知られるようになってきましたが、保育、看護は超有名なブラック業界です。
社会になくてはならない仕事、意義のある仕事、それにも関わらず皆さん肉体的に大変な重労働を決して高くない給料で従事してくれています。
転職サイトを上手く活用して、少しでも好条件、高待遇の職場を探して欲しいと思います。
一都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)で保育士転職を目指すならココ
給料は高いけど拘束時間が異常に長い医療系
医者、看護師、薬剤師などの職業の人は給料は比較的高いのですが、労働に見合った給料を貰えているのかというと、そうではないケースも。
友人の医者から聞く話ですが、駆け出しの勤務医は非常に安い給料で緊張感を持続させながら長時間労働に従事しているそうです。
ドクターXやコードブルーなどドラマでは華やかな世界のように映りますが、現実はなかなか厳しい一面もあるのです。
転職する事を否定的、ネガティブにとらえている人へ
責任感の強い人、真面目な人は転職という行動に対して、
「自分が辞めたらチームのメンバーが苦労する」
「仕事がきついから辞めるのは、逃げているように気がする」
などど敬遠する傾向の人が多いいようです。
そういう考えの人はとても尊敬できるのですが、個人的な意見としてはナンセンスだと思っていますし、辞めた後の事は気にすべきではないと思っています。
仕事のやりくり、労働食の調整をするのは経営者の仕事でですし、その事を気にすると仕事を辞められなくなってしまいます。辞められて困るなら人が定着するような仕組みや環境を経営者は用意すべきなのです。
僕らは職業を選択する権利があるし、職業とはその人の人生を左右する大きな大きな要素なんです。
遠慮や妥協などせず、自分の価値を適正に評価してくれて、尊厳を持って働ける環境を求める事は極々自然の事です。
ここちょっと大事なポイントなので良く聞いて下さい。
彼ら(経営者)は労働環境や条件を見直す事は渋るくせに、文句も言わずに淡々と仕事をこなす従業員を求めているのです。そして従業員が退職する事も嫌います。そんな彼らが良く使う手段が脅しや洗脳なのです。
会社を辞める事=悪い事、人生の負け組
という価値観を植え付けるという手段を良く利用してきます。
そんなに辞めて欲しくないならまず先に労働環境を整える方を先にしろと言ってやりたい。
うちの会社の例ですが、
「会社を辞めるやつは負けだ!この会社で通用しなかったらどこに言っても通用しないぞ」
「若いウチはがむしゃらに働くのがベスト。ワーク・ライフ・バランスなんて中年以降になってから考えろ」
といつもいつも、全体集会で社長直々に僕らに語りかけています。(現在進行形ですよ)
彼らに負けないで下さい。自分にとって有利な判断、必要な判断をするべきです。
佐々川は転職したの?
転職サイトを上手く活用して情報を探し周り、面接にも何度も顔を出したのですが、結局転職はしませんでした。
なんやねんそれ・・・
ここで紹介した転職サイトのおかげでいい条件の転職先は沢山みつかったのですよ。何社かは待遇面、業務内容、仕事のやり甲斐など全く文句無い内容でした。
なのに転職しなかった理由はですね、時を同じくして僕は副業でネットビジネスを実践するようになっていたからなんです。
待遇は良くなっても仕事内容は当然変わりますよね。
少なくとも1年程は、新しい仕事を覚え、新しい環境に慣れるのに精一杯になるのは予想出来て、僕にはそれがネックになったのです。ただでさえビジネスの勉強や実践でギリギリの状態だったので、それに加えてさらに新しい仕事を覚えるのはちょっと無理かもと判断したのです。
じゃあ、時間をかけて転職情報を探したり、セミナーや面接に行ったりした時間は無意味だったのかというと、そうではありません。
僕の転職活動は大きな大きな収穫がありました。
自分の価値に気づけた事、いざとなれば僕の居場所は他にもある!
この事に気づけた時、僕は彼らがしかけた洗脳の呪縛から解き放たれたのです。
彼らはこの会社しかない、という言い方で僕らを欺こうとしますが、そうではなくて他にもあるのです。
その職場が嫌なら、合わないと思うなら、自分に合う環境を自ら探すべきです。それは決して逃げるというネガティブな行動ではありません。
むしろ新たな環境に挑戦をするというポジティブな行動だと思います。
積極的に行動をすれば必ず自分が信頼をして活躍できる環境はあるのです。
PS.
過労で自殺を選択する人が後を絶たないのはとても悲しい事で、そんなニュースを見る度に怒りと悲しみの混在した気持ちになります。肝が痛くなる事もあります。今回お話した転職というのは万能薬ではありません。ですが、何もしないよりは全然いいと思いますし、転職が活発になり労働力が流動化する事は、全体としては労働者側を有利な立場にできるのです。
次回からはいよいよ僕が一番話したかったというか、メインテーマであるネットビジネスの話です。
自分で稼ぐ力を身につける事は、人生をデザインする上で最強の武器になるのは間違いありません。