日本の幸福度が低いらしいけど、それ本当?
最新の幸福度ランキングが発表されました。
調査は2012年に開始され、今年で5回目。
ランキングは155カ国を対象に、以下の項目をポイント化
したものをもとに作成されているようです。
・人口あたりのGDP
・社会的支援
・健康な平均寿命
・人生の選択をする自由
・性の平等性
・社会の腐敗度
2017年度の第一位はノルウェーで、去年はデンマーク。
ノルウェーは4位からの大躍進なのですが、この一年で
何かあったんですかね。
ちなみに、日本とノルウェーには意外な
共通点があるようです。
・家のなかでは靴を脱ぐ
・曖昧な表現で、オブラートに包んだ言い回し
・食事の後は「ごちそうさま」
ランキングの2位~10位は
2位→デンマーク、
3位→アイスランド、
4位→スイス、
5位→フィンランド、
6位→オランダ、
7位→カナダ、
8位→ニュージーランド、
9位→オーストラリア、
10位→スウェーデン、
のようです。
うーん、流石に北欧は強い。
うがった視線でみれば、このランキング調査は
国連のSDSNという期間が実施しているので、
欧米よりの結果になりやすいのでは、
とも思えてしまいます。
“性の平等性”とかいかにも欧米人が好きな指標ですよね。
そして我らが日本は何位なのかというと、
今年のランキングでは
第51位。
155カ国中の51位なので、一応は上位グループだけど、
先進国の中では最下位レベル。
他の主要国はというと、
14位→アメリカ、
16位→ドイツ→、
19位→イギリス、
26位→シンガポール、
31位→フランス、
32位→タイ、
33位→台湾、
49位→ロシア、
56位→韓国、
79位→中国。
GDPだけをみると世界第三位の経済規模。
戦争は70年以上していないし、テロは少なく治安もいい。
景気はよくはないけど、失業率は3%程度。
言論の自由がある。
政治も汚職まみれ、というわけではない。
▼こんな人はいましたが
仕事がなくても餓死する事はない。
(日本にいると信じられませんが、海外では貧困による
餓死が未だに存在します。悲しいことです。)
他の人がどう思っているのかはわからないけど、
個人的には
日本はいい国、毎日とても幸せ
だと思っています。
ただ、僕も少しまえは、自分が幸せだという事を
あまり感じていませんでした。
もっとお金欲しい、
もっと大きいテレビ欲しい、
もっと美味しいもの食べたい、
もっと高い車に乗りたい、
もっと広い家に住みたい、
と思っていました。
もっともっと病ですね。
これは厄介です。
だってこの病はきりがありません。
大きいテレビ買ったところで、またすぐに
それよりいいテレビが発売されます。
給料が50万になったら次は100万円欲しくなります。
人間の欲望は満たしても、満たしても、満足する
ことはなくさらに沸いて出てきます。
このおかげで人間は進化してきたとも
いえるのですから、一概に駄目とは思いませんが。
しかし、僕はある時を堺にこのもっともっと病が
完全に治りました。
そのきっかけは子供です。
夜、ベッドで子供を寝かしつけ、その寝顔を
じっくり眺める事。
今の僕が一番幸せを感じる時間です。
ベッドに入りたてはまだ興奮して、バタバタしていた
子供も、部屋を暗くして、お腹や背中をトントンと
していると少しずつ落ち着き、いつの間にかかわいい
寝息をたてだします。
薄明かりのなか、その寝顔を眺める時間
を僕はとても大事に大事にしています。
子供の事意外はど~でもいい!
という感じ(笑)
なので、それ以外の事の重要度は相対的に低くなりました。
幸せを感じる基準がごっそりと変わりました。
これは自分としては衝撃的な出来事で、別人格
にでもなったかのようでした。
幸福度ランキングはどうしても順位付けをする必要があるので
GDP、平均寿命、自由、平等性、腐敗度などを指標化する
必要があります。
しかし、一番大事なのは
その人が幸せか、
幸せを感じているか、
です。
極論を言えばですよ、GDPなんとどうでもいい。
賄賂まみれの政治家がうじゃうじゃいてもいいのですよ。
僕の場合は幸せの基準がたまたま子供の寝顔なわけですが、
人によってはべつの何か、かもしれませんよね。
読書、バスタイム、瞑想、二度寝、一杯のコーヒー・・
なんでもいいのだけど日常生活の何気ない一コマに
幸せを感じる事ができれば、国としての幸福度ランキングが
低くても何も問題はありません。
僕が、あなたが、幸福な人生を感じて生きているかが全てです。
よく「幸せのハードルを下げる」というふうに説明している人も
いますが
僕は「幸せのアンテナを高くする」という生き方を推奨
してみたいと思います。
言いたい事はどちらも同じ事だと思うけど、下げるって表現が
ちょっとネガティブなので。
幸せのアンテナを高くするだけ、ただそれだけで
幸せを感じる時間が増えるのであればとても
ハッピーだと思います。