ナビに従って運転していたら雪道に突っ込んだ
こんにちは。佐々川です。
週末に家族と嫁の母を連れて軽井沢、蓼科に2泊の
ドライブ旅行に行ってきました。
子供が幼稚園に入る前、
親都合で日程を設定できるラストチャンス。
この時期の蓼科は閑散期なのか、ホテル代が
かなりリーズナブルです。
和洋室の部屋は大人5人は十分寛げる広さで、
豪華な朝夕のバイキングが付いて
大人一人8000円は格安。
4歳の子供は半額くらいかなと思っていたら、
なんと無料でした♪
旧軽井沢の散策
あいにく小雨がちらついていたけど、
せっかくなので車を駐めて旧軽井沢を
3時間程散策しました。
▼大スズメバチの蜂蜜漬け
「志村けんさんも購入!」としきりにアピールされてました
▼ジョン・レノンが愛したというフランスパンを求めて、フランスベーカリーに
▼コレコレ♪
しかし、この日は既に売り切れてました。。
早い日は午前中で完売する事も
蓼科方面に向かうにはこれから60キロ
程度あるので、遅くなり過ぎないように
チラチラと時間を確認。
夕方日も暮れだした頃、まだまだ散策し足りていない
嫁と母を説得し、なんとか出発。
それは突然やってきた
運転は嫁に任せ、僕は助手席で景色を堪能
しつつの春の軽井沢ドライブ。
国道18号を通って小諸へ。
小諸から先はいくつかの県道をナビに従って
進むも、都会と違い車の絶対数が恐ろしく
少ないので快適。
都会の渋滞とかほんと意味不明ですからね。
一つの信号を突破するのに4~5回の信号待ち
サイクルを強いられる時など相当イライラです。
なかなか綺麗な川を渡ったので、スマホで確認して
みると千曲川だと判明。
島崎藤村の「千曲川旅情の歌」で有名ですよね。
※一部引用↓
小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(いうし)悲しむ
緑なす繁蔞(はこべ)は萌えず
若草も藉くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡邊
日に溶けて淡雪流る
→千曲川旅情の歌より
辺りはすっかり暗くなり、ヘッドライトを付けて快適に
とばしていると、100メートル程先を横切る影が複数。
恐らく鹿ではないかと。
道路脇の林に入っていったので、人間ではないとすると
思い当たる動物は鹿くらい。
動きが俊敏だったし。
ホテルまであと3キロのところまできたので
到着気分でふっと気を抜いていました。
ちょうどその辺りでナビがメインの道からそれる
ように右折を指示したので嫁は疑うことなく
ナビに従いました。
おや?なぜ右折?
と思いましたが、ナビ様を信じました。
その辺りからナビがやたらと細かい道を指示
するようになり、路肩や、道路の真ん中に
残雪のある道を突き進んで行くと、
ザザザザ、キュー、シュルルル
と通常とは違う音がしだし、気づいた時には
アイスバーンしている道を70~80メートル
入り込んでいました。
嫁が慌ててアクセルをふかし、バックを試みるも
タイヤが完全に空回りしている状態。
やっちゃった~
パニクる嫁と母
辺りは既に真っ暗。
外灯や人影は一切なし。
運の悪い事に小雨はいつのまにか本降り手前のような状態。
幸い子供達は熟睡モードに入っていたので、
さてどうしたものか
と考えようとしていたのですが問題は嫁と母でした。
簡単に説明すると軽いパニック状態。
「JAFに電話して」
「保険会社に電話した方がいい」
「ホテルに電話して、助けに来てもらおう」
いやいや、もうその段階?
早すぎではないかい?
確かに身動きは取れないけど、まだ自分達で出来る事はあるでしょ。
とりあえず二人に冷静になってもらい、
僕が外に出て前から車を力いっぱい
押してみました。
その辺りは完全に足元が氷で、力を入れづらい状況。
なんとか足元を確保し、タイヤの接地面を整え、
再度全力で押しながら嫁にバックをしてもらうと、
少しずつですが動くではありませんか。
途中なんども滑ってこけ、靴までビシャビシャになり
ましたが、なんとかアイスバーン地帯を脱出し
Uターンできる所まで戻れました。
それからGoogleマップで現在地とホテルまでの道を
確認すると、どう考えてもメインの道をそれるべきではない。
それで僕の指示で別ルートでホテルまで向かうと
道路に雪は一切なく、ものの10分で無事到着。
間の良いことにその頃上の子供が
「まだつかないの~~」
「もう着いたよ」(笑)
と僕。
教訓
3月に初車検を迎えたので、自家用車を運転するようになって
ちょうど3年間経過したことに。
ナビは恐ろしく便利な道具だけど、
ナビに従うだけの運転の怖さがわかりました。
ナビは頼りになるけど、過信は禁物。
また、雪道の怖さもわかりました。
主要道路は綺麗でも、それは除雪車が綺麗にしてくれているだけで
今回のようにちょっと脇にそれると危険な場合もあります。
4月初旬、西日本の平野部は季節としては気持ちのいい
春ですが、ちょっと標高の高い所ではまだまだ雪が残って
います。
特に、脇道に入る場合は最新の注意をすべきです。
今回もスピードを落としていて早めに止まっていたら
リカバリーもだいぶ簡単だったと思います。
運転は一歩間違えたら大変な事になりますからね。