そんなに長いの?効果的な入浴時間とは
あなたはシャワー派ですか?
それとも、浴槽派ですか?
僕は1人暮らしの時は毎日シャワーでしたが、
結婚して家族が出来てからは浴槽に浸かるようになりました。
食事や睡眠と同様に365日、ほとんどの人が
毎日繰り返しているのが入浴。
一流のスポーツ選手、起業家、芸術家、大学教授、医者、弁護士の方は
常に最高のパフォーマンスを発揮する為に自己管理を徹底しています。
彼らは入浴が体に与える影響を熟知して、それを効果的に利用しています。
入浴による基本的な効果
お風呂で浴槽に浸かると体中の血液の流れがよくなります。
それにより、
全身の多くの細胞に栄養が行渡り内臓の働きを正常な状態に保ち、
体の外に悪いものを排出する解毒作用も活発になります。
また、入浴により体温が1度体温が上昇すると、体の免疫力が5倍以上に
跳ね上がるといわれています。
免疫力が上がる事により、がん細胞を抑制する効果も期待できます。
静水圧とはなんぞや
水中では物体は圧力を受けますが、水圧が体に与える影響を
静水圧といいます。
当然、入浴中もこの制水圧を受けています。
この作用は体の表面、皮膚の下にある毛細血管に良い影響を与えます。
血液、リンパといった物質の流れを良くして、肝臓などの臓器の働き
を高める循環器系をサポートしてくれます。
え、体重90%オフ?!
入浴が持つ作用として、浮力の力があります。
首から上を出して入浴した際、体重が50キロの人であれば、
90%オフの5キロほどに体重が減ります。
入浴時には本当の体重の10%ほどに感じます。
地球上で暮らす人間は常に重力に逆らいながら行動しています。
言ってみれば常に重たい荷物を担ぎながら生活をしているという事。
普段は感じませんが、実は大きなストレスでもあります。
入浴は一時的にですが、このストレスを開放させてくれるのです。
お勧めはのんびりぬるま湯入浴
42~43℃の熱い湯船でささっと入るという方もいますが、
お勧めはぬる~いお湯にゆっくり浸かる入り方。
ぬるま湯(37℃~39℃)に、
ゆっくり(20分~30分)と浸かる
という方法です。
ぬるま湯での入浴は自律神経の乱れを改善し、
心臓への負担も軽くするという大きな利点を持ちます。
末梢神経がじわりと広がり、
血行がよくなり、
血圧を低下させることもできます。
また、就寝前のぬるま湯入浴には非常に優れた安眠効果があります。
疲労回復が効果的にはかられ、すんなりと眠りに導いてくれます。
寝ている間も脳を休ませるための深い眠りにつくことができるのです。
アドレナリンという言葉を聞いたことがあると思います。
怒りや緊張によって分泌される物質で、
人の体を臨戦態勢へと導いてしまいます。
これとは反対のアセチルコリンという物質があり、
心と体をリラックス状態へと導いてくれます。
ぬるま湯入浴はこのアセチルコリンの分泌も促進してくれます。
また、お風呂の広さとリラックス度は比例するといわれており、
大きな温泉や露天風呂などに入ると、リラックス効果は飛躍的に高まります。
疲れが溜まっている時、リフレッシュしたい時などは近場の温泉地などに
足を運んでみるのもいいですね。
まとめ
毎日毎日30分も入浴するというのは難しい場合も
あるかもしれません。
仕事でクタクタに疲れ、1分でも多く寝たいという場合も
ありますよね。
僕も数年前はそうでした。
ですが、入浴は毎日の事。
その積み重ねは最終的に大きな違いを生み出します。
心と体を健全な状態に保つ事は言うまでもなく
大事な事だと思います。
少しづつ、出来る範囲で実践してみては如何でしょうか。