JASRACはカスラック!? 著作権使用料をめぐる戦い
最近何かとニュースを賑わせているJASRAC(ジャスラック)が、
「音楽教室で生徒に指導する場合でも、著作権の使用料を払え!」
と主張しているのはご存知かと思います。
けっこうメディアに取り上げられていますからね。
これに対して、ネットを中心にカスラックと揶揄されているコトについて
JASRAC側が反論。
2018年1月から、音楽教室での演奏に対し著作権料を徴収することを決めたJASRAC。これに対して、ヤマハ、河合楽器などの音楽教室運営側は「音楽文化発展の妨げになる」などと反発し、反対署名は3カ月で55万人以上集まった。
インターネット上での批判の高まりや、「カスラック」とも称される現状をJASRAC側はどう受け止めているのか? AbemaTV(アベマTV)の『けやきヒル’sNEWS』では、JASRAC常務理事の大橋健三氏に単独インタビューを実施した。
大橋氏「徴収したお金の分配は明らかにしている」 インタビューに応じた大橋氏は、「カスラック」と呼ばれていることに対して「率直に言えば…非常に悔しい」と話す。一方で、「いくら徴収した、お金をいくら分配した、ということは明らかにしている。JASRACを十分に理解していないからこそ、“カスラック”というのが出てくるのだと思う」と、情報公開への理解が得られていないことを訴えた。
参照元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170721-00010002-abemav-bus_all
これに対して、世間の反応はどうでしょうか?
3日前
「対価が創作者に還元されることによって、創作者は”ありがとう”という思いと同時に、新しい作品を創作して世の中に提供して、それが広く音楽文化の発展につながる」のであれば作者死亡してる曲に対しては原則50年保障とはいえ新作は生まれず還元されないんだからJASRACでは取るなよ。
3日前
これさ、こいつらが集めた金って、本当にミュージシャンの元に渡っているのかな?
1年間で集めたお金の総額と、支払われた金額の収支報告とかキチンと出るのかな?
3日前
ほならねボランティア
無償でやったらよろしい
3日前
日本の若い才能を育てる気もないのに、金をせびっている醜い姿しか見えないな。
カスラックって横取り業者にふさわしい呼び名で良かったぜ。
3日前
仕事中に、お電話頂いた事がありましたが、
非常に失礼な態度で、こちらの営業に支障きたしても、
電話を切らせてもらえませんでした。
カスラックと聞いて、なるほどなと思った次第です。
3日前
すげー上から目線だけど、偉いのは作詞家や作曲家、歌い手の方々だよね?
3日前
いい商売だな。
人の功績を元に、利益の上前をふところに入れる。
新興宗教にも似てる。
未来永劫、ずっとふところに入る。
作曲家、作詞家、に全て還元すべき。
民間の税務署みたい。
3日前
未来の音楽業界を支えるかもしれない子ども達ですら金ヅル。
3日前
音楽教室での練習にまで課金が必要か、各著作権者に確認してみれば良い。
必要な曲と不要の曲をリスト化して公にすれば良いんでない?
3日前
ユニセフとかの上層部役員とかと同じじゃないの?マンスリーサポートとかのCMいっぱい流して、金を巻き上げようとしているあれ。
ここに取り上げただけでなく、100件以上コメントを読んでみましたが
皆さん、カスラックと認識されているようです。。
僕個人としては、JASRAC側の主張も理解はできます。
著作権を適切に徴収して、作り手に還元し、さらなる創作活動を喚起する。
このロジック自体間違ってはいないと思います。
ではなぜ、世間からコレほど反発されるのか?
なぜ、ここまで温度差があるのか?
なぜ叩かれるのか?
ひとことで言えば、
強欲過ぎた、
これに尽きると思います。
強欲過ぎた為、JASRACが強者に、徴収される側が弱者という
構造が鮮明になってしまった。
世論は、メディアは強者を叩くのが好きなのですよ。
弱いものの見方という構図は誰もが好きなのです。
今回の件に、法的に正しい、正しくない、という議論も大事だけど
音楽教室での活動にも使用料を徴収するというコトは
次の時代を形作る子供達からお金を徴収するというコトですよ。
それって、音楽業界としての成長を抑制するコトになりませんか?
デジタル全盛の現代において、コンテンツの価値は究極的にはゼロになる
と僕は考えています。
(これは別に”音楽”だけでなく、あらゆるコンテンツという意味です)
あくまで個人的見解なので、これについては批判はご勘弁を。
(意見はどしどし聞いてみたいです)
デジタルで音楽が手軽に配信されるし、YouTubeでも大抵のものは
そろいます。
良い、悪いは別問題として。
そりゃあ、CD売れなくなりますよ。
僕自身、中学生、高校生だった1990年台はお小遣いの
大半を好きなアーティストのCDに費やしていましたが、
ここ10年程、CDは一枚も購入していません。
(ミスチルゴメン、サザンゴメン)
ひょっとして、CD売れなくなり、著作権収入が減ったことが
原因でJASRACの態度が厳しくなったんですかね。
そうだとすると、
JASRAC含め音楽業界は
”CDが売れなくなる”→”著作権を厳しく徴収する”
とするのではく、別の視点、価値観、ビジネスモデルを積極的に
取り入れるべきではないでしょうか。
一番わかりやすいのは、ライブ活動ですかね。
コンテンツとしての音楽ではなく、
ライブを構成する全ての要素、
(時代、人、場所など)にこそ価値は存在します。
デジタルデータとしての音楽は一瞬でコピーできるけど、
「好きな彼女と雨の降る野外コンサート会場で
サザンのライブを満喫した21歳の夏」
これはコピーできません。
話が脇道にそれちゃいました(笑)
いろいろ書きましたが、
JASRACがカスラックと呼ばれないようになって欲しい
と思っています。